あきる野市五日市周辺
(2010/10)
自宅から車で中央道・圏央道をとばして1.5時間ほどで到着することのできる産地。
川原で遊ぶ人たちを横目で見ながら少し距離を置き、それっぽい泥岩を見つけては淡々とハンマーを振る。
化石が含まれる泥岩は脆いので力は要らない。
都心からのアクセスが良いことですでに荒らされているのか、秋川の護岸工事の影響を受けているのか、
探し方が悪いのか、思ったほど多くは得られなかった。
それでも、ソデガイの仲間、スナモグリの爪、魚の鱗、木の葉等いくつか化石を採集することができた。
なお、採集禁止となっているエリアもあるようなので、十分注意していただきたい。
Portlandia tokunagaiは、Portlandia (Hataiyoldia) tokunagai動物群を代表する二枚貝で、
湯長谷層群、師崎層群等からも産出するようなので、それらの地域でも採集して比較してみたい。
Portlandia tokunagai?
Callianassa sp.(スナモグリ)の爪
その他
参 考 文 献
1. 菅野三郎・新井重三,1964,五日市盆地の第三系について,秩父自然科学博物館研究報告,12,1-15
2. 松川正樹・伊東大介・田野倉訓郎,1997,五日市町群層(中新統)の堆積環境と産出化石の多様性の変化,東京学芸大学紀要4部門,49,91-105
3. Shikama, T. and Kase, T., 1976,
Molluscan Fauna of the Miocene Morozaki Group in the Southern Part of